日吉大社山王祭

日吉大社山王祭は神輿が活躍する祭としてとてもおもしろい。

☟2024年三王祭のポスター

☟午の神事は明るいうちから準備が始まる(4月12日)

☟八王子山にある奥宮。ここには3月に2基の神輿が上げられており、それがこの夜、麓の東本宮までかつぎおろされる。標高差約185メートルを下ることになる。☟夕暮れとともに松明を持ったかつぎ手たちが集まってくる。

☟8時半に奥宮を出た神輿は30~40分ほどで麓に到着する。

☟4月13日の昼には花渡り式。甲冑を着た4~5歳の子供が出産を迎えた神さまに花を奉げる式であるとか。まっすぐ歩くのではない。子供が右足を斜め右へ、そして左足を斜め左へと運びつつゆっくり歩くのはけっこうしんどそう。

☟祭といえば露店も大事。

☟ケバプの店もある!

☟13日の夜になるといよいよ神輿振り。会場の宵宮場では4基の神輿が担ぎ手を待つ。7時半ごろに最初の神輿の担ぎ手が到着。神輿をバッタンバッタンと前傾後傾させる。ちょうどシーソーのよう。これが神さまの陣痛であるとか。それぞれの神輿の前には5人の男たちが腕を組んで立ちはだかる。この5人は神輿振りには参加せず、ずっとこの姿勢を続ける。

1時間ほどかかって4基の神輿の担ぎ手が勢ぞろい。最後に山王祭実行委員長による祝詞奏上。そのあいだ神輿はこのように並べられて静かにしている。

☟4月14日には比叡山延暦寺天台座主が西本宮に参拝し、般若心経を読経する。神仏習合の名残であるとか。(以下の写真は2023年撮影)

☟14日午後は神輿の琵琶湖渡御。

☟夕方にはすべての仕事を終えた神輿が車に乗せられて帰って来る。ご苦労さん!