蹴上浄水場のツツジとインクラインと琵琶湖疎水記念館

 4月29日。京都市の蹴上浄水場ツツジの季節に合わせて行う一般公開の最終日。見るのはこれが初めて。蹴上という地名は、源義経金売吉次とともに奥州に向ったおりに美濃の武士のひとりが湧水を蹴り上げたことが原因で争いになったことに由来するという、なんだかあまりよく分からない説明が辞典に載っている。ま、由来はさておき、ここは京都と大津を行き来するさいによく通過する場所であるが、片側に浄水場を見ながら通り過ぎるだけで、止まることのない場所である。市営地下鉄の蹴上駅も降りたりすることのない駅である。この駅の改札を通り抜けたのも今回が初めて。
 さて、その地下鉄の駅から出ると目の前が浄水場。たくさんの人。でも敷地が広いので雑踏ではない。けっこうな高低差があり、急な階段もあり、ちょっとしんどい。☟

☟最高地点の広場からの眺め。北東の方角には南禅寺が見える。☟少し左には黒谷、金戒光明寺

浄水場を出ると東側にはインクライン。かつて、台車に船を載せて水位の高低差をカバーした。私はここを歩くのも初めて。

インクラインを下まで来ると琵琶湖疎水記念館。入場無料。☟かつて蹴上には発電所もあり、そこで活躍した発電機。☟記念館のテラスからの疎水の眺め。水面近くの低いアングルで、いつも上から見ているのとは少し趣が違う。右手は動物園。

☟昼食後、東山三条の一本橋(行者橋)まで歩き、これを渡って、今日の京都散策は終り。

☟わが家のツツジも満開。☟そしてイチハツも。これは京都の上御霊神社のを株分けでいただいたもの。